館山寮の運営管理

  朝陽会は、定款第3条(目的)「弊財団が所有する館山寮の運営管理事業や東京都立新宿高等学校の教育の支援に関する事業を行い、もって同校の校風の振興に寄与することを目的とする」、第4条(事業)「(2)館山寮の運営管理」の定めに基づき、朝陽水泳会(水泳部OBOG会)を始めとする関係各者との密接な協力のもと、母校教育支援の最重要課題「館山寮の運営管理」に力を注いでいます。

 東日本大震災を乗り越えて2012年に復活した臨海学校は、今年も先生方や応援の朝陽水泳会の万全の体制の下、無事故で終えることができました。また、卒業生やご家族が利用できる一般開寮期間についても、例年を上回る活況を呈しました。

 一年生が最初の夏休みに経験する臨海教室は、朝陽会が千葉県館山市に所有し、運営に当たっている館山寮で行われます。館山寮(1967年以前は「塩見寮」)の開設は母校開校翌年の1923年にさかのぼります。その後、建設直後の9月1日に関東大震災での倒壊・再建、折々の改築、改修を幾度となく繰り返して今日に至り、戦時下の混乱期および東日本大震災を除いて継続してきた臨海教室を支えてきました。臨海教室は現在でも体育科を中心とする先生方、朝陽水泳会を中心とする卒業生、朝陽会関係者、地元の方々の献身的なご尽力、そしてPTAの皆様方の熱いサポートに支えられて絶えることなく歴史を刻んでいます。

 臨海教室など館山寮の円滑の運営には、建物、設備の維持管理は欠かせません。館山寮は海辺という臨海教室には絶好の立地である反面、厳しい自然環境にさらされていることから年々老化が進み、朝陽会はその維持改善にこれまで多額の費用を投じてきました。また、近年では、同窓会から母校100周年記念募金寄付の応援を得て、LED照明、エアコン導入による厨房・食堂冷房化、厨房設備全面改修などで、熱中症予防、衛生基準完全合致を達成しました。

新宿高校卒業生は館山寮を一生使えます

 親しい友人、同期、部活仲間、家族の皆さんで思い出の詰まった懐かしい館山寮に是非遊びに来てください。あの遠浅の浜辺、透明な海水が皆様方の高校時代の想い出を蘇らせてくれます。

賛助金のお願い

  臨海教室が1年生全員を対象としていることから、朝陽会では毎年1年生の方々に賛助金をお願いしています。臨海教室が末永く続き、これから入学する後輩の皆さんも含む新宿高校卒業生全員共通の想い出として、引き継いでいかれるよう、皆様方の賛助金へのご賛同をお願いします。