内藤とうがらし

 新宿高校は平成30年度の東京都教育委員会指定理数研究校となっています。

 理数に興味・関心をもつ生徒の裾野を拡大するとともに、優れた素質をもつ生徒の発掘とその才能を伸ばすため理数研究校を24校指定し、東京都の理数教育の更なる充実を図ります。(小石川、西、竹早、駒場、小松川、桜修館、武蔵、北園、八王子 等 24都立高)

主な取り組み

(1)研究活動の実施

 専門知識を有する大学(院)生等からの指導・助言や理数教育に関する先進校等との交流などにより、理数に興味のある生徒の能力を伸長するとともに、科学的に探究する能力や態度を育成するための特色ある教育活動を実施します。

(2)各種コンテスト等への参加

 科学の祭典(研究発表会)に参加するとともに、科学の祭典(科学の甲子園東京都大会)への出場や、各種科学コンテスト等への参加を目指します。

(3)フィールドワーク・観察の実施

 課外活動等を通して、理数に興味・関心のある生徒の能力の一層の伸長を図ります。 新宿高校では理数科教員による理数研究プロジェクトが「朝陽塾」を企画立案して、これに対応しています。



 様々な研修、実習がありますが、その一つに「内藤とうがらしプロジェクト」があって、内藤とうがらしの栽培から加工品製造販売までの実務を通じて、一次産業の課題を把握するとともに地方活性化の道を探り、加工品製造・販売を通じて経営の要諦を探る、というものです。

 朝陽同窓会はこの取り組みに賛同し、主に館山寮の運営管理を行っている、一般財団法人朝陽会が主体的に関わることとしました。

 2018年の朝陽祭では、オリジナル内藤とうがらし七味と同窓会100周年のロゴ入りピンバッチ、ポロシャツを作成して販売する予定です。



 内藤とうがらしは、宿場町内藤新宿で育てられた江戸野菜でのひとつ。その後新宿の繁栄の中で、畑がなくなり、いつしか新宿からとうがらしの栽培がなくなりました。 今から数年前、ある市民団体が当時のとうがらしの種を発見し、栽培試験を繰り返し、固有種を育てることに成功しました。



 今では内藤とうがらしは江戸東京野菜として復活し、地域の活性化に役立てるべく、新宿区内の各地で内藤とうがらしの普及活動が行われています。